◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
・「
ボルドーワインフェア」開催中
世界に名だたる
銘醸地フランス・ボルドーの
情熱ある生産者のワインをピックアップ
大手シャトーとはひと味もふた味もちがうこだわりの
ボルドーワインをこの機会にぜひお楽しみください
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
ボルドー滞在
3日目
この日あたりから
前日の
暴飲暴食の胃もたれが日常になってきます
そしてこの日の訪問先としてまず井田さんに案内されたのは、
ブルエット社
コート・ド・ブールに本拠地を置く
スパークリング・ワイン・メーカー
元々、
シャンパーニュ出身の
ブルエット家が
移住先の
ボルドーで創設した小規模な生産者で、
2000年に大手スパークリング・ワイン・メーカーの傘下に入り
高品質なスパークリングワインを造ることで知られています
こちらの醸造所に着いてまず案内してもらったのは
崖の斜面を利用した
巨大な
地下カーヴ
これがその入り口
雰囲気あります
もちろん空調等はまったく入っておらず
通年低温が保たれているわけですが
この辺からすでに肌寒い
そして壁中カビだらけ
昔は、これらの石灰岩を切り崩して
建物の
建築材として用いていたそうで、
その切り崩した空間を利用して
地下カーヴをつくったとのこと
地下カーヴ内を歩いていろいろ案内してもらいましたが
それにしても広い
案内してくれた
ムッシュー・ベリーによると
地下カーヴは迷宮のように広がっていて
奥のほうは
危険が伴うため、
条例で入ることが
禁止されているんですって
なので正直、総面積がどれくらいあるのか
わかんないとのこと
そんなことってあるのね
これは
熟成中の
ロゼスパークリング
瓶内二次発酵を経たことにより
オリ(酵母の死骸など)が発生しています
死骸と聞くとイメージが悪いですが
実はこの酵母の死骸は自己分解し
旨みのもととなる
アミノ酸等になって
ワインに溶け込んでいくのです
すなわち
この
オリが独特の
旨みや
風味を
ワインに与えてくれているわけですね
とまあ、地下の探検気分を味わったあとは
無事地上に戻り、工場内を案内してもらいました
これは
ジロパレット
先ほどの写真でお見せした
オリを
瓶口に集めるための機械ですね
昔はこの作業をボトル一本一本
手作業で行っていました
少しずつ傾けてビンを
逆さにしていき
オリを瓶口に集めるわけですね
ちなみに片方のラックで
500本収納されているそう
この
穴ぼこだらけの機械は
オリがたまった瓶口を差し込こんで
マイナス25度ほどの
液体窒素により
オリを
凍らせる機械です
凍らせたあと一度栓を抜き、
凍らせた
オリを飛ばして取り除くわけです
そのあと
上記の
オリ抜きの作業で減った
目減り分の補充と
甘辛調整のためのリキュールを添加したのち
コルク栓を打ちます
上の写真がその機械
真ん中らへんに
コルクがセッティングされているの
わかりますかね
そしてこれが打栓前の
コルク
伝わりにくいですが
意外とデカイ
そのあとこの機械を使い
コルクと瓶口を
針金でとめます
ここまでの流れ一通りぜーんぶ
機械で出来ちゃうわけですね
そのあとボトルの外部をきれいに
洗浄して
ラベルを貼り、
箱詰めされていきます
一通り工場内を見せていただいたあとは
待望の
ティスティングタイム
ティスティングさせてもらったのは
当店でも大人気の
「
ブルエット プレステージ ブラン・ド・ブラン ブリュット」と
まだ仕入れたことのない
ブルエットの「
プレステージ ロゼ」
「
ブラン・ド・ブラン」は細かくきれいな泡立ちで
たっぷりの
フルーティーさと軽い
トースト香の
ニュアンスが絶妙
味わいにもしっかりと
ミネラル感があります
「
ロゼ」は
メルローベースとのことで
濃い目の色調、
ベリー系の香り
味わいがしっかりしており、
スパイシーで
黒ブドウのニュアンスがちゃんと感じられる
とても良いスパークリングでした
という風にティスティングコメントを
とっていると
ムッシュ・ベリーから素敵な
プレゼントが
ブルエット社が誇る
上級キュヴェのスパークリングワインを1本頂きました
こちらのワインは無事日本に持ち帰り
ただいまクラレットのセラーで静かに寝かされています
今度スタッフ全員で試飲する予定です
素敵な
プレゼントまで頂いちゃって
すいません
ムッシュ・ベリーさんどうもありがとうございました
vol.5へ続く
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【研修日記】
vol.1は
こちらをクリック
vol.2は
こちらをクリック
vol.3は
こちらをクリック
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆