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・「
父の日ワインフェア」開催中
ワインを楽しむ
親父はカッコいい
“
焼き鳥に合うワイン”や“
生ハム”とのセット商品もご用意
晩酌や
ギフトにぜひご活用ください
・
毎月10日は「
メール会員様限定キャンペーン」
今回は先述の「
父の日ワインフェア」との連動企画として
“
焼き鳥に合うワイン”を
2本まとめてご購入いただくと
ワイングラスを
1脚プレゼント
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今回の
ボルドー出張のタイミングが良く
この日はなんと
年に
1度しかない
シャトーの
一般向け無料開放日とのこと
すなわち、様々なシャトーに
自由に入ることができるイベントが開催されている日なのでした
(ちなみに、さすがに格付け
1級や
トップクラスのいくつかの
2級シャトー等はやはり
アポイントがないと入れないとのこと
)
そんな素敵なイベントをフル活用しようと訪れたのはここ
Chateau CanteMerle (シャトー・カントメルル)
メドック地区5級のシャトー
1980年に現在の所有者である
保険会社へとオーナーが変わり
設備等が刷新され、以降評価が高まっています
建物がとても美しいです
さっそくスタッフの方がお出迎え
そのままシャトー内を案内してもらいました
現在の所有者である
保険会社が手に入れたころは
所有している畑は
20ヘクタールほどで
荒廃している部分もあったそうですが
その後、畑の植え込み等の努力を重ね
現在は
90ヘクタールまで増えたそう
発酵は
木樽、
ステンレス、
コンクリートの3つを駆使しますが
木樽発酵が中心だそうです
発酵が終了したのちオリひきを行い
アッサンブラージュ
その後、
14ヶ月ほど
樽で熟成させた後
さらに
3ヶ月ほどステンレスタンクで休ませるそうです
この休ませるという作業がワインにとっては
味わいに関わる重要な作業なんですって
メルローの出来がよいため
必然的に
メルローの比率が高くなるとのこと
グランヴァンと
セカンドラベルの大きな違いは
ブドウ樹の
樹齢だそうで、他には
新樽比率なども異なってきます
というわけで
グランヴァンの
2010年のティスティングですが
香りは
杉や
メントール系の
ボルドーらしい香りに
黒い
ベリーや少しインクのような
凝縮感のある香り
タンニンはまだ荒々しいですが、ミネラル感や酸がしっかりしていて
バランスが良くおいすぃかったです
その後、
Chateau Cantemerleをあとにし
ここはやっぱりはずせないでしょーとやってきたのは
Chateau Lynch Bages (シャトー・ランシュ・バージュ)
格付け5級ですが、現在では
“2級の品質に相当する”という
すんごく高い評価を受けています
これはシャトー内にある敷地の立体見取り図
施設内には
カフェもあったり、近隣には著名な
星付ホテル
「
シャトー・コルディアン・バージュ」もあります
いつかは泊まってみたい……
さすがは人気シャトー
一般の方で人があふれています
ここのシャトーは
コンピューターで
温度管理等を厳格に
行うことでも知られているシャトーです
なのでまずお出迎えしてくれたのは
温度管理が容易だとされるステンレスタンクの発酵槽たち
瓶詰ラインもしっかりと
コンピューター制御されています
できあがったワインの
8~9割はなんと
輸出用だそうで
1/3は
アメリカ、
1/3は
ヨーロッパ、
1/3は
アジアとのこと
世界各国で人気なんですね
アッサンブラージュ後、グランヴァンは
新樽比率75%で
18ヶ月ほど熟成されるそう
セカンドの「
エコー・ド・ランシュ・バージュ」は
2年落ちの樽を使うそうです
ロゴ付きの樽
カッコうぃーっすね
一通り案内してもらったあとは
醸造責任者の方とティスティング
一般の方のティスティングは
2004年だけでしたが
僕らにはなぜか
2002年
ヴィンテージもティスティングさせてくれました
まあ僕らだけスーツで
あきらかに浮いてるし
ワイン業界の人間ってわかったのでしょう
笑
ティスティングですが
不思議なことに
2004年産がすでにしなやかで
もう飲み頃に入ってくるのかなと思うぐらい
柔らかさがあるのに対して
2002年産のものはまだフレッシュさがあり
酸もタンニンも
2004年に比べて豊か
この違いを教えようとしてくれたのかもしれません
そんな素敵なムッシューとパチリ
ごちそうさまでした
そのあとは昨日回れなかった著名シャトーめぐりの旅
Chateau Palmer (シャトー・パルメ)
格付けシャトーは
ホントに美しい建物ばかりです
さあさあ
この厳かで気品のある道はどこへと続く道だかわかりますか
見えてきた見えてきた
Chateau Margaux (シャトー・マルゴー)
言わずと知れたメドック地区格付け
第1級シャトー
もっとも
エレガンスと
妖艶さをもつと言われることを
まるで静かに物語るような佇まい
…………庭先の1メートル四方の範囲でいいから住んでみたい
ため息がでるほど美しいシャトーを見て回った後は
そこから西へひたすらに車を走らせること数時間
着いたのは
リゾート地「
アルカッション」
街並みが
観光地らしく
飲食店や
ショップもいっぱい
ところでなぜこんなところに来たかって
それは
新鮮な
魚介類を
しこたま食べれるからです
みて下さいこの
ボリューム
海の幸てんこ盛り
しかも驚くことに
アサリも
ムール貝も
生で食べれます
ワカサギの
素揚げもシンプルなのに
でたらめに旨い
これらの
新鮮な
海の幸に合わせるのは
やはり
ボルドー・ブラン
ソーヴィニオン・ブランや
セミヨンを主体とする
柑橘系のアロマあふれるすっきりとした味わいは
レモンと
海水の塩気で味付けされた
貝類と
抜群の相性です
これこそ
地の料理には
地のワインという
マリアージュの
鉄則理論の
実践であります
もちろん
生カキも
2年分ぐらい食べました
いやー至福な時間でした
あ、いちおこれも仕事の一部ってことでお願いします
笑
と、いうことで
ここまで
ボルドーでのあれこれをご紹介してきましたが
実は
ボルドーに滞在するのはこの日まで
次の日に
朝イチで
パリへと向かいます
非常に実りの多い、
ボルドーの旅でした
vol.10へ続く
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